神戸初!「神戸こども宅食プロジェクト」北区で実証実験開始
ひとり親家庭に食品パックを届けて見守り、様々な支援につなげる取組み
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う事業所の休業やこども食堂の活動休止などにより、多くのひとり親家庭が経済的、精神的な影響を受けています。
支援が必要な状況でありながら、様々な事情で支援が受けられないひとり親家庭を支援するために、BE KOBE ミライ PROJECT、特定非営利活動法人神戸こども食堂ネットワーク、一般社団法人こども宅食応援団の3者は協働して、食品パックの定期的な配送とゆるやかな見守りを通じて様々な支援につなげる取組み「神戸こども宅食プロジェクト」の実証実験を行うこととなりました。
実証実験として、北区の児童扶養手当を受給しているひとり親家庭等100世帯を募集し、食品パックのお届けから見守りまでの1サイクルを行います。実証実験によって実際のニーズや効果等を検証し、神戸全体に「こども宅食」の運動を広めていくための基盤を作りたいと考えています。
神戸こども宅食プロジェクトについて
概要
支援が必要な家庭に対して食品パックを届け、配達時のコミュニケーションやLINEなどで家庭の困りごとを聞き取り、行政や地域で取り組まれている様々な支援(子ども食堂や学習支援等)につなぐプロジェクトです。今回の実証実験による効果検証を経て本格実施につなげていきます。
3者の役割分担
(1)BE KOBEミライPROJECT
事業全般の運営管理、本事業の広報、寄附金や寄贈品の収集及び管理
(2)特定非営利活動法人神戸こども食堂ネットワーク
利用者の受付※1、配送者リストの作成※1、寄贈品や人的リソースのシェア、支援の提供
※1.神戸こども食堂ネットワークの体制が整うまでは、BE KOBEミライPROJECTが代行する。
(3)一般社団法人こども宅食応援団
こども宅食事業に関するノウハウの提供及び技術的支援
※神戸市は本事業を後援し、支援に関する連携を行う。
神戸こども宅食プロジェクトの流れ
1.利用者の募集
ひとり親家庭等を対象に本プロジェクトを周知し、LINEや申込書で利用の申請をしていただきます。
2.受付、配送リストの作成
利用者の受付を行い、配送先100世帯を選定します(申込み多数の場合は抽選を行います)。
3.資金や食品の調達
企業や個人に資金や食品等の寄附金を募り、受け入れます。
4.食品の仕分、梱包、発送
ボランティアを募り、食品等の荷受、仕分、梱包、発送作業を行います。
5.配送
配送はゆるやかな「見守り」に対応した民間の宅配業者に委託し、各世帯へ直接手渡しします。
6.見守りと支援へのつなぎ
配達員が持ち帰った見守り情報や、LINEなどを通じてひとり親家庭のお困りごとを聞き取り、必要に応じて行政や地域で取り組まれる様々な支援等へつなぎます。
実証実験に伴う希望者募集
対象者 | 神戸市北区在住の児童扶養手当を受給しているひとり親家庭100世帯等(児童扶養手当を受給していない家庭でも申込み時に希望する理由を書くことで対象とします |
内容 | 1世帯に付きお米、レトルト食品、飲料などの食品約10kgを無料で配送 |
申込方法 | LINE又は申込用紙を郵送 |
申込期間 | 令和3年2月1日(月)~2月15日(月)午後5時必着 |
配送予定 | 3月上旬 |
配送方法 | 宅配スタッフによる手渡し |